とりあえず好きな漫画についてたまに語ることにします
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2025.04.30 Wednesday
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ガガスバンダス!「空が灰色だから」
2012.01.06 Friday
(週刊少年チャンピオン7号)
新年早々の空が灰色だから、まさかの再び小学生。
いまどきの小学5年生です。今大流行のガガスバンダスです。
よくわからないですがガガスバンダスが大流行りなんだそうです。
阿部パッツンきた!阿部黒ショート耳前髪きた!
オムライス目きた!目玉焼き眼きた!
やんちゃ笑いの怪獣歯きたきた!
もう一人は、金髪ショートで後ろ髪クシャクシャの長身。服がお洒落でかわいい。
今回は「ガガスバンダス」がブーム中の名無しの二人 vs. 話の見えない憐ちゃんのせめぎあいが終始続いていきます。
必死で「ガガスバンダス」とは何かを必死で探り話を合わせようとする憐ちゃん憐れです。
「意味不明 意味不明 意味不明 / またバカにされるぞ 何か適当に適当に・・・」
阿部共実十八番のテンパったモノローグも健在。あくまで日常の何気ない感情ですが、客観的に見れば、こう非常に悲壮感あふれるセリフなんですよね。
「この雰囲気だ この雰囲気に負けるから 嘘ばっかつくハメになるんだ」
この「ああまたこの悪い展開だ・・・」という半ば諦めの気持ち。「またこの試練に立ち向かっていかなければならないのか・・」と運命を呪いたくなる心理。



阿部共実はそれが日常のいかに軽い文脈の中にでさえ、人間の闇の心理というものをうまく掘り返してくる漫画家ですね。
この作品を読んで「あああ」と思うか、「あんたの気持ちもわかる!」と抱きしめてやりたくなるか、そこが毎回迷うところなのであります。
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