とりあえず好きな漫画についてたまに語ることにします
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2025.04.30 Wednesday
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タカハシマコ「魔女系」――相変わらずのタカハシ節
2011.12.18 Sunday
タカハシマコの最新刊が先週発売されたので購入。
表題作のオムニバスはCOMICすももに連載があったのですが、全くチェックしないまま単行本を読むことになりました。その他はコミックハイ!などで単発的に掲載されていたようです。タカハシマコらしい。
さて、早速読んでみた感想は大きく3つ。
・コマ割りや展開、少女の表情、変に小難しい設定、等々タカハシマコらしさは健在!
・キモイ男成分はかなり薄れた?
・幼女がさらに可愛くなってる!
「魔女系」
1・魔女1人と残り人魚だらけみたいな生徒のクラスを受け持った先生の話。
ストーリーはコメディ寄りで毒も無し。日和ってる?
2・ぶつけた相手を不幸にするバレーボールを持ったチビ魔女の話。オチが見えてる。
今回キラキラ目にチャレンジした?これはこれでOK。
しかし、2話まで水色ノートみたいなコミカルなノリで続きますね。
3・女王のモグちゃんとミラクル少女☆カロリミットちゃんの百合百合話
しかし、巻を重ねるごとに可愛さが増している気がしますね。
表題作のオムニバスはCOMICすももに連載があったのですが、全くチェックしないまま単行本を読むことになりました。その他はコミックハイ!などで単発的に掲載されていたようです。タカハシマコらしい。
さて、早速読んでみた感想は大きく3つ。
・コマ割りや展開、少女の表情、変に小難しい設定、等々タカハシマコらしさは健在!
・キモイ男成分はかなり薄れた?
・幼女がさらに可愛くなってる!
「魔女系」
1・魔女1人と残り人魚だらけみたいな生徒のクラスを受け持った先生の話。
ストーリーはコメディ寄りで毒も無し。日和ってる?
2・ぶつけた相手を不幸にするバレーボールを持ったチビ魔女の話。オチが見えてる。
今回キラキラ目にチャレンジした?これはこれでOK。
しかし、2話まで水色ノートみたいなコミカルなノリで続きますね。
3・女王のモグちゃんとミラクル少女☆カロリミットちゃんの百合百合話
4・これだよ!これこそタカハシマコ!といった導入パターン。

もはや安心感を覚えるほどになった突き落とすBAD END。肩の力を抜いて作ったような短編。肩の力を抜いて作者自身の手癖で作るとこういう劇毒進行になるのは基本です。大好き。
5・あれ?元に戻った。というような、またコミカルなお話。眠り姫の傍でうだうだ魔女がしゃべる話。魔導士がいつものメガネのダメ男でとてつもない安心感。
「エーベル851」
作者十八番の「少女×オッサン」の構図だよ!乙女座・スピカ・真珠星にもこんな短編があった気がするぞ。しかしタカハシ作品のおっさんは総じてピュアな心を持ってますね…。
そして病んでそうな少女といえばこの顔。
この少女の無感情に見えて膨大なネガティブの情報量を湛えた、痛々しく、ギリギリいっぱいであるような表情をサラっと書いてしまうタカハシマコは本当にすごい。
「うしろの百子タン」
また十八番のインターネッツだよ!(ニコ)でやれよ!そしてこうやっぱり画像掲示板+ブログなのか。
じゃあこの2011年現在タカハシマコがまたネット空間をモチーフにするとしたら―流行を取り入れるのが上手いから多分いずれ導入すると思うけど―twitterか!いやモバイルプロフか。中学生だし。
男の子は淡い髪色で前髪のやや長いメガネくん。さては根暗であたふた赤面しつつもたまにかっこいいセリフを吐いたりするのか・・?とおもいきやそうでした。おまけにこいつモテるし。
この作品、オカルト社会学方面の鬱話になると想像してたんですが、実は結構純愛のラブストーリーになっていて好きです。初読の際、展開は少々ややこしいかも。
「人間子供椅子」
きたあ!幼女だよ!タカハシマコの幼女だよ!これこそまさにタカハシ幼女!
しかし、巻を重ねるごとに可愛さが増している気がしますね。
だがもう一人の子、気が強くて騒々しい黒髪のお下げのカナちゃんもタカハシ幼女としては新鮮でいいですね!いやあいいね!
そして子供は相応の毒を持ってしかるべきです。この作品も御多分にもれず、チクチクと心地よい毒があっていいです。
そしてやっぱり最後はおしっこ・・・・・・・・
・・・・・・・・
「4LDK」
こ、これは…水色ノートの…
としか言えません。詳しくは書店へ。すごく純愛です。
隣人がいかにもエオマイアの病んだ青年のような雰囲気でワクワクしたりとか。
P.S. この人のことだからりびんぐでっど!みたいに身体のパーツが外れたりするのかと思ったら、そうでもなかったですね。
感想。
乙女ケーキのような、ともすれば歪んでいる感情を静かにぶつけ合うような作品、最後に読み手と主人公を奈落の底に突き落とすような作品はほとんど無いです。ただ、コマ割りやセリフ回し・モノローグのタイミングなど、随所随所に散りばめられた「タカハシマコらしさ」がふんだんにあります。いやもうこれだけでファンなら十分だと思います。もっと言えばタカハシマコのあの眼をもつキャラクターがこの世にまた新しく生まれたということだけでもう幸せを感じますね!
そうそう、このキャラクターが今までにない方向性のビジュアルを持っていて、とても新鮮に感じました。


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