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とりあえず好きな漫画についてたまに語ることにします
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「すみっこの空さん」が楽しい
たなかのかが連載3作目にしてついに傑作を世に送り出してます。
もう管理人が今最も注目している作品。えんじがかりはいつ掲載されるのかわからんから・・

この人は基本的にコミックブレイドの専属作家的な感じで、これまでに発表された「伊賀ずきん」「タビと道づれ」もここでの連載。「タビと道づれ」も管理人の相当なお気に入りなんで語りだすと止まらないんですが、とりあえず今回の「すみっこの空さん」さらに幼女分が増加してともすれば完璧なものになる予感。しかし身も蓋もない。

ストーリーは、田舎に舞い戻ってきた名もない兄さんの傍らで女の子とカメがまったりしてるという感じ。リューシカ・リューシカに設定は似てる感じとはいえ、龍鹿が周囲の世界を貪欲に取り込んでいくのに対して、こちらの女の子・空さんはどちらかというと世界を一歩引いて傍観しているような雰囲気。

この子、今は空想に身を任せて「世界対自分」の日々を送っているけど(同年代の友達がいる描写も無いし)、小学校も入学してしばらく経つと、これが「あの人対自分」「この人対自分」一色になってすっかり社会的存在になってしまうんだなあ。そんなことを考えると、こう無常感に囚われるわけですわ。
4話ではまだ学校に入りたてで、学校というものが何かまだちゃんと理解していない様子。
今後空さんはどうこの社会を生きて行くのか。友達100人できるかな、とすっかり学校生活に溶けこんでしまうのか。それとも、帰り道にふと足を止め、遥かな自然の下にひとり自分を置いてこのめくるめく表情豊かな世界を哲学する内向的な少女になるのか。

・・なかなか後者の展開を迎える作品が無いんですよね・・




よつばと!のよつばは秋を迎えて、もう眼には人間達ばかり映っているのが少し寂しい。

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師と仰ぐブログいえろー☆マギカに相互リンクを頂きました。
黄魔術士さん、みはらじゅんを紹介していただいた恩は一生忘れませんよ。
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雨がっぱ少女群
Comic LOに彗星の如く現れ、怒涛の毎月ペースで作品を発表すること単行本2冊分。誌面上で、はたまたオンラインで多くの人々に大きなセンセーションを与え突如姿を消した作家、その名は雨がっぱ少女群
その生き様はまさにロリータ界の東洲斎写楽、孤高の少女浮世絵師。

まず掲載ペースが恐ろしいです。デビュー作から高密度の作品を矢継ぎ早に発表。

まどのゆき(2007年3月号)
団地の子(2007年4月号)
ウオノココロ(2007年5月号)
ソラを渡る円環(2007年6月号)
お兄ちゃんてば!(2007年7月号)
人間以下物語 私ハスーパーメイドロボ!(2007年8月号)
やわらかき反抗(2007年9月号)

ここでひと月だけ名前が消えます。ここからが凄まじい。
雨がっぱ少女群(2007年11月号)
ほたるのひかり(2007年12月号)
パジャマパーティー第1話(2008年1月号)
パジャマパーティー第2話(2008年2月号)
パジャマパーティー最終話(2008年3月号)
家庭菜園(2008年4月号)
太古の森(2008年5月号)
AWAKE(2008年6月号)
小鳥の縛り(2008年7月号)
夕蝉のささやき(2008年8月号)
真夜中の妹(2008年9月号)
AWAKEⅡ(2008年10月号)

なんと年間12号連続掲載。いつ単行本作業を行ったんだ…
ここでその気力はぷっつりと途切れ、1回目の雲隠れへ。
再び名前が挙がるのが季節を巡らせた翌年の6月。LOブログでは何事も無かったようにエントリが入って周囲を沸かせた後に2作品が掲載されました。

気狂い狩り(2009年6月号)
夢を廻る円環(2009年7月号)

最後に掲載された「夢を廻る円環」は2年前に発表した「ソラを渡る円環」のアフター作品。LO作家としての短いキャリアを歩み始めた頃の作品へ一旦回帰したことで、自身の漫画家としての人生に一つの区切りをつけた雨がっぱ少女群。あまりにも早く、美しい幕切れ。LOの歴史においてもはや一つの伝説と言っても過言ではないのでは。

相反する2つの作風のせめぎ合いに終始苦悩していたこの人。
西欧をモチーフにしたファンタジックな世界と、昭和日本の原風景。
男の黒い煩悩と少女の情念が渦巻くシリアスな展開と、バカな男が茶目っ気ある少女相手にあたふたするコミカルな展開。
偏執的な密度の線で描かれる劇画風の絵と、デフォルメの利いた「萌え系」の絵。

これらの対立項は発表される作品毎に一方からもう一方へ変化し、時には一つの作品の中ですら大きな振れ幅を示すことも。
その最たる例は復帰作の「気狂い狩り」で、かわいらしい着ぐるみ少女が森の中を駆け回るシーンから突如近未来の都会へと舞台が変貌し、後半は現代の学園風景という非常にアクロバティックな展開。
他にも「太古の森」はもはや謎でしかないRPG風の映像が挟みこまれるわ、「夕蝉のささやき」では日常のやり取りから唐突に黒魔術のシーン→ホーリーな映像が流されるわで、どうもコントロール不能な様子。

後半は(やっぱり作画環境のデジタル化の影響なのか?)脅威的に描線が洗練されていき、2冊目の単行本レビューでも「すっかり萌えの方向に行ってしまった」という意見が出るほどに!たまに「家庭菜園」のような相変わらずのリアリズムに走ったものもありつつも、この頃の雨がっぱ少女群は本当に雨がっぱ少女群なのか?と思ってしまうほど女の子がかわいいです。
あとがきのフォントが「小塚ゴシック」から普通のMSゴシックみたいなものに変わったり、フラッシュ吹出しが激減したり(非常にどうでもいいけど)、なんか色々と、一気に洗練というか角が取れて丸くなったような印象が。
それだけにこれからという所で一旦筆を置いてしまったのは本当に残念極まりないのですおが、このことで「雨がっぱ少女群」の偉大さは色褪せることなく記憶に残っていくのかな、と。

こんなに長々と語るのは、あなたの作品がもっともっと読みたいからだよ!
「三冊目はもっとエロいことさせてやる…」(2冊目のカバー裏)
いやほんとこの言葉を信じて待ってますわ。

最近まんがくらぶでまさかの読み切り4コマ「青春ゾンビ」の掲載がありましたが、相変わらずヒネた台詞回しと過剰気味な遠近表現で「ああ、確かに雨がっぱだ」と感慨にふけったのが新しい記憶。

しりあがり寿のちびキャラ
そこはいきどまりだよ。/しりあがり寿

朝日新聞の夕刊4コマが地球防衛家のヒトビト。になった1年後、父親が産経新聞に鞍替えをした。当時はひなちゃんの日常がまだ生活面に週1で掲載されていた頃。父親に「朝日の何が悪い!」と食い下がっていた記憶があるけど、本心はしりあがり寿の作品が毎日読みたかっただけですわ。

閑話休題。この作品はしりあがり寿お得意の、強烈な閉塞感を含んだシュールナンセンス短篇集。極限状態の鬱屈をお茶の間に流れる凶悪事件に代弁させて、やり場のない絶望感に囚われるような無意識の非日常体験を能動的に感覚するにはお薦めの本。長尾謙一郎は最後まで受け付けなかったけど、こちらはテーマを前面に押し出している分かなり読みやすいです。


で、なんでここでこの作品を取り上げたか。
別にこの作品で無くてもいいんですが、しりあがり寿作品には唐突に記号的に「萌えキャラ」が登場することがあって、それが半分麻痺した脳にとってこの上ないオアシスになるんですわ(まあ多分作者もそれを狙ってる)。

本当にそれが言いたかっただけなんでもはや書くことはありません。ではでは。orz

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「スターマン」より。なんだこれ?
イエティとハーピー
毎度まいど旧聞ですんません。ほんと初動が遅い。
ネタが週刊少年マガジンからなんで色々と日をずらしたり云々

今週の波打際のむろみさん/名島啓二が新年餅つき以来?のイエティ回。今回も名作!
(ちなみに管理人は、基本的にイエティ&ハーピー回にマガジンを購入しています)

何の脈絡もなく卵を抱いてうっとりしているハーピーに関して、途方に暮れたイエティがほうぼうに相談の電話を掛けている話。
ここ最近のハーピーは語彙も増え、人魚に見境なく喰らいつくことも無くなり着実な成長が。イエティもハーピーとの生活で生来の細やかな性格がいかんなく発揮されていて良いです。

muromi079.jpg
今までろくな言葉を発してこなかったアホのハーピーが突然その心情を吐露

しかし今月の月刊マガジン掲載のちきゅう観測隊!しかり、名島啓二は奥底にあるもどかしい寂寞感を躊躇なく訴えかけてくる才能に長けているなあ。ともすれば直視できない。

波打際のむろみさんの人気は単行本3巻を経て依然上昇中、いずれ聖ピスタチオ学園のようにこのちきゅう観測隊も単行本化されるといいですね。ページ数は十分だとか。
羊っ娘メリーさん
羊っ娘メリーさん/海月れおな
http://4koma.livedoor.com/creator/profile/c00045.html
w00178_01.jpg

この人はチャンピオンREDいちごで何回か掲載されていて、「せいせら」は結構好きでした。
その海月れおながWebコミックで連載しているのがこの「羊っ娘メリーさん」。
メリーちゃん、トラコちゃん、ウルミちゃん、ハムちゃんみんなかわええ。
でもやっぱり無口なオオカミ耳のウルミちゃんがイイ!(・∀・)イイ!!アーガイルの耳あて帽子の姿がキュート。
最近漫画書きを始めたトラコちゃん作の同人作品『たんタン』も擬人化ここに極まれりな感じで好きです(184回)。

元々管理人は「えんじがかり」→チャンピオンREDいちご→何これいいな
という流れなので、この作品を知ってまだ一年程ですが、実は2006年夏からこつこつ連載されていた模様。PNも絵柄もそれなりの変化が。

現在、連載196回目ということで、
・単純計算で98P
・章始めのページは扉絵+1作
・扉、目次、あとがきなどで4~6P
・(参考)『毛玉日和』は120Pある

ということは(出るならばの話ですが)単行本化まであと40作程度?半年くらいかな・・
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プロフィール
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うらうす
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自己紹介:
京都府出身・在住

放置の後1日にドバドバっと複数の更新があったりします
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