かわいい系を中心に。 雨がっぱ少女群 忍者ブログ
とりあえず好きな漫画についてたまに語ることにします
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雨がっぱ少女群
Comic LOに彗星の如く現れ、怒涛の毎月ペースで作品を発表すること単行本2冊分。誌面上で、はたまたオンラインで多くの人々に大きなセンセーションを与え突如姿を消した作家、その名は雨がっぱ少女群
その生き様はまさにロリータ界の東洲斎写楽、孤高の少女浮世絵師。

まず掲載ペースが恐ろしいです。デビュー作から高密度の作品を矢継ぎ早に発表。

まどのゆき(2007年3月号)
団地の子(2007年4月号)
ウオノココロ(2007年5月号)
ソラを渡る円環(2007年6月号)
お兄ちゃんてば!(2007年7月号)
人間以下物語 私ハスーパーメイドロボ!(2007年8月号)
やわらかき反抗(2007年9月号)

ここでひと月だけ名前が消えます。ここからが凄まじい。
雨がっぱ少女群(2007年11月号)
ほたるのひかり(2007年12月号)
パジャマパーティー第1話(2008年1月号)
パジャマパーティー第2話(2008年2月号)
パジャマパーティー最終話(2008年3月号)
家庭菜園(2008年4月号)
太古の森(2008年5月号)
AWAKE(2008年6月号)
小鳥の縛り(2008年7月号)
夕蝉のささやき(2008年8月号)
真夜中の妹(2008年9月号)
AWAKEⅡ(2008年10月号)

なんと年間12号連続掲載。いつ単行本作業を行ったんだ…
ここでその気力はぷっつりと途切れ、1回目の雲隠れへ。
再び名前が挙がるのが季節を巡らせた翌年の6月。LOブログでは何事も無かったようにエントリが入って周囲を沸かせた後に2作品が掲載されました。

気狂い狩り(2009年6月号)
夢を廻る円環(2009年7月号)

最後に掲載された「夢を廻る円環」は2年前に発表した「ソラを渡る円環」のアフター作品。LO作家としての短いキャリアを歩み始めた頃の作品へ一旦回帰したことで、自身の漫画家としての人生に一つの区切りをつけた雨がっぱ少女群。あまりにも早く、美しい幕切れ。LOの歴史においてもはや一つの伝説と言っても過言ではないのでは。

相反する2つの作風のせめぎ合いに終始苦悩していたこの人。
西欧をモチーフにしたファンタジックな世界と、昭和日本の原風景。
男の黒い煩悩と少女の情念が渦巻くシリアスな展開と、バカな男が茶目っ気ある少女相手にあたふたするコミカルな展開。
偏執的な密度の線で描かれる劇画風の絵と、デフォルメの利いた「萌え系」の絵。

これらの対立項は発表される作品毎に一方からもう一方へ変化し、時には一つの作品の中ですら大きな振れ幅を示すことも。
その最たる例は復帰作の「気狂い狩り」で、かわいらしい着ぐるみ少女が森の中を駆け回るシーンから突如近未来の都会へと舞台が変貌し、後半は現代の学園風景という非常にアクロバティックな展開。
他にも「太古の森」はもはや謎でしかないRPG風の映像が挟みこまれるわ、「夕蝉のささやき」では日常のやり取りから唐突に黒魔術のシーン→ホーリーな映像が流されるわで、どうもコントロール不能な様子。

後半は(やっぱり作画環境のデジタル化の影響なのか?)脅威的に描線が洗練されていき、2冊目の単行本レビューでも「すっかり萌えの方向に行ってしまった」という意見が出るほどに!たまに「家庭菜園」のような相変わらずのリアリズムに走ったものもありつつも、この頃の雨がっぱ少女群は本当に雨がっぱ少女群なのか?と思ってしまうほど女の子がかわいいです。
あとがきのフォントが「小塚ゴシック」から普通のMSゴシックみたいなものに変わったり、フラッシュ吹出しが激減したり(非常にどうでもいいけど)、なんか色々と、一気に洗練というか角が取れて丸くなったような印象が。
それだけにこれからという所で一旦筆を置いてしまったのは本当に残念極まりないのですおが、このことで「雨がっぱ少女群」の偉大さは色褪せることなく記憶に残っていくのかな、と。

こんなに長々と語るのは、あなたの作品がもっともっと読みたいからだよ!
「三冊目はもっとエロいことさせてやる…」(2冊目のカバー裏)
いやほんとこの言葉を信じて待ってますわ。

最近まんがくらぶでまさかの読み切り4コマ「青春ゾンビ」の掲載がありましたが、相変わらずヒネた台詞回しと過剰気味な遠近表現で「ああ、確かに雨がっぱだ」と感慨にふけったのが新しい記憶。

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