とりあえず好きな漫画についてたまに語ることにします
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2025.04.30 Wednesday
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変態!変態!ー空が灰色だから
2011.12.11 Sunday
(週刊少年チャンピオン2・3号)
今回は2話以来の「体内系」です。
今回は2話以来の「体内系」です。
清楚な女の子が食物を咀嚼し、飲み込み、胃で小腸で消化、吸収していく。
目に見えるその姿は可憐なのに、その体内では、貪欲にエネルギーを摂取し生きようとする、生物の本能むき出しの光景が繰り広げられている。そしてその本能に忠実に従おうとする生身の人間を垣間見せるのが、食事中の女性の姿であるのだ。
ああこのメタボリズムの神秘。そしてこの神秘を間近で目にする快感。
これはもはや、性欲と紙一重なのではないか…?
ということをわざわざ延々と語り続けるところが相変わらずブレない阿部共実。
目に見えるその姿は可憐なのに、その体内では、貪欲にエネルギーを摂取し生きようとする、生物の本能むき出しの光景が繰り広げられている。そしてその本能に忠実に従おうとする生身の人間を垣間見せるのが、食事中の女性の姿であるのだ。
ああこのメタボリズムの神秘。そしてこの神秘を間近で目にする快感。
これはもはや、性欲と紙一重なのではないか…?
ということをわざわざ延々と語り続けるところが相変わらずブレない阿部共実。
変態。変態ここに極まれり。こいつ、下手すると街中の女性の妊婦姿に猛烈なときめきを抱いたりしそうで怖い。
それで今週も特に何もなく終わります。
そういえば、この作品に登場する変態キャラは金髪長髪のようなチャラい人物が多いですよね。
強烈なギャップを感じたりしますが、いわゆる根暗な「オタク系」でなおかつ変態なキャラが現れたとき、阿部共実の手によっていかなる描かれ方をされるのかちょっと気になります。うーん。
女の子は黒髪ショートで飄々としたいつもの阿部風ガール。
あと口に物が入ってるのにしゃべるから噛んでる最中のものが丸見えとかどんな素晴らしいシチュエーションなんだ(今回の主題なんだけど)
これで掲載分は計11話分。果たして2月8日の新刊情報には、「空が灰色だから」、リストアップされているのでしょうか?
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カレーとハカセとか――ブレイド感想
2011.12.07 Wednesday
(月刊コミックブレイド1月号)
可愛い系を中心に読んでいると、分厚い雑誌は割と辛くなってくるんですわ。少年エースもそうですが。
単行本が待ち遠しいですね。
・たなかのか「すみっこの空さん」命題13
単行本が重版3刷だとか。何やかんやで人気作になっているんですね。そろそろ2巻が出る時期?
今回は空さんのあさがおかんさつ日記ネタです。
空さん本名を大々的に出した!1巻で何気なくバラしてはいたけど、これで読者はほぼ全員把握したんじゃないかな?
相変わらず空さんもふもふ天国です。花火セット抱えた空さん可愛い。「模試模試かめよカメさんよ」ボケる空さん可愛い。
カメのプラトンにほめられ嬉々として日記に書く空さん可愛い。(先生には電波にしか思えない気がするけど)
未来に向かって自分のかけらを見つけていく運命を背負った空さん可愛い。
早いタイミングでベーコンの引用、かとおもいきや最後にもういっちょ、アルキメデスの地球テコの引用が。
格言を2つ載せた回は初めてじゃないでしょうか

「からだ」は幼女に言わせたい単語ランキングでトップ3に入りますよね!
--
・大代しんり・桐丘さな「E」No.015-016
なんとEは来月最終回!なんという俺損!単行本は出るのだろうか?毎月16Pで実質8話分なので、単行本を前提に終了だとは思うんですが・・・ももそらに続いてこちらも打ち切りとはショックです
今回も中の子が健気にご主人思いで可愛い。

でそのご主人の「ハカセ」もアイドル写真に白ペンキぶっかけて「なんかエロい!!」ぐーん(マウスポインタが)と相変わらずひどいです。やってることは単なるペイントでの画像の部分色変更なんですけどね。

Eのコスチュームは今年の最上位に達するキュートさなんじゃないですかね。前髪のケモ耳みたいな癖っ毛もあざとい。
この作品は毎回オイロケ展開がありつつもいやらしさみたいなものが全く無いのです。互いのひたむきな愛情を感じる良質な癒し系漫画だと思いますわ。でも来月で終わってしまう・・・
-------
・縞野やえ「今日、カレー!」第4話

この笑顔でもう十分死ねる。
群像劇と思いきや、この主人公・うららがずっとメインに据えられていて、
思わぬ大好きな作品に。
父親とこの子が島に住み、毎回カレーを作って島を売り回っているだけの話です。
設定もふまえて、いわゆるよつばと系漫画。とりあえずうららちゃんをニヤニヤまったり眺めていればおkです。
よつばとの1~4巻あたりが好きだった人にはかなりのお勧めかも。
・むねきち「宇宙炉心ムーモ」第8話
もしかしてラブやん的ポジションを狙ってる?
やっていることはイカ娘とあんまり変わらん気がします。毎回壮大なことを思いついて、実行してみればしょうもない1イベントの日常に終始するというような。
ニートのムーモはコミュでロリコン紳士どもをホイホイして一挙に大量浄化に成功しました。いやあよかったね!
可愛い系を中心に読んでいると、分厚い雑誌は割と辛くなってくるんですわ。少年エースもそうですが。
単行本が待ち遠しいですね。
・たなかのか「すみっこの空さん」命題13
単行本が重版3刷だとか。何やかんやで人気作になっているんですね。そろそろ2巻が出る時期?
今回は空さんのあさがおかんさつ日記ネタです。
空さん本名を大々的に出した!1巻で何気なくバラしてはいたけど、これで読者はほぼ全員把握したんじゃないかな?
相変わらず空さんもふもふ天国です。花火セット抱えた空さん可愛い。「模試模試かめよカメさんよ」ボケる空さん可愛い。
カメのプラトンにほめられ嬉々として日記に書く空さん可愛い。(先生には電波にしか思えない気がするけど)
未来に向かって自分のかけらを見つけていく運命を背負った空さん可愛い。
早いタイミングでベーコンの引用、かとおもいきや最後にもういっちょ、アルキメデスの地球テコの引用が。
格言を2つ載せた回は初めてじゃないでしょうか
「からだ」は幼女に言わせたい単語ランキングでトップ3に入りますよね!
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・大代しんり・桐丘さな「E」No.015-016
なんとEは来月最終回!なんという俺損!単行本は出るのだろうか?毎月16Pで実質8話分なので、単行本を前提に終了だとは思うんですが・・・ももそらに続いてこちらも打ち切りとはショックです
今回も中の子が健気にご主人思いで可愛い。
でそのご主人の「ハカセ」もアイドル写真に白ペンキぶっかけて「なんかエロい!!」ぐーん(マウスポインタが)と相変わらずひどいです。やってることは単なるペイントでの画像の部分色変更なんですけどね。
Eのコスチュームは今年の最上位に達するキュートさなんじゃないですかね。前髪のケモ耳みたいな癖っ毛もあざとい。
この作品は毎回オイロケ展開がありつつもいやらしさみたいなものが全く無いのです。互いのひたむきな愛情を感じる良質な癒し系漫画だと思いますわ。でも来月で終わってしまう・・・
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・縞野やえ「今日、カレー!」第4話
この笑顔でもう十分死ねる。
群像劇と思いきや、この主人公・うららがずっとメインに据えられていて、
思わぬ大好きな作品に。
父親とこの子が島に住み、毎回カレーを作って島を売り回っているだけの話です。
設定もふまえて、いわゆるよつばと系漫画。とりあえずうららちゃんをニヤニヤまったり眺めていればおkです。
よつばとの1~4巻あたりが好きだった人にはかなりのお勧めかも。
・むねきち「宇宙炉心ムーモ」第8話
もしかしてラブやん的ポジションを狙ってる?
やっていることはイカ娘とあんまり変わらん気がします。毎回壮大なことを思いついて、実行してみればしょうもない1イベントの日常に終始するというような。
ニートのムーモはコミュでロリコン紳士どもをホイホイして一挙に大量浄化に成功しました。いやあよかったね!
空灰に続いてまた大好きなデビュー作が――鈍足毎日「えれくと!」
2011.12.02 Friday
(週刊少年チャンピオン1号)
先週に続いて新人賞受賞者がデビューしていくという企画です。
ちなみに阿部共実は2009年下期から2回連続で賞を獲得しています。本当に恐るべし。
今週は鈍足毎日「えれくと!」です。これがまたツボな絵柄!
静電気を帯びた少女と親友の主人公の電撃で百合百合な日々。百合だよ。
ともすれば男臭いチャンピオンに百合展開だよ。と集中連載から本格連載、果ては「みつどもえなんていらなかったんや!」という妄想まで行きかねないですが、やはり女の子が可愛い。

もちろんここに上げたのは幼少時代なんですが、全体的にちまっと潰れた顔と幾本もの粗い線で構成されたつぶらな目がたまりません。読み切りですが横幅いっぱいのコマの連続から一気に大ゴマへもっていくスピード感も上手い。そしてそれがこのぷにっ系の絵柄。
百合だよ!百合だよ!
管理人としては、奨励賞作品のアクションものよりこちらのデビュー作のような作風で描いていって欲しいですのです。1号からチャンピオンは手綱を緩めていない。
先週に続いて新人賞受賞者がデビューしていくという企画です。
ちなみに阿部共実は2009年下期から2回連続で賞を獲得しています。本当に恐るべし。
今週は鈍足毎日「えれくと!」です。これがまたツボな絵柄!
静電気を帯びた少女と親友の主人公の電撃で百合百合な日々。百合だよ。
ともすれば男臭いチャンピオンに百合展開だよ。と集中連載から本格連載、果ては「みつどもえなんていらなかったんや!」という妄想まで行きかねないですが、やはり女の子が可愛い。
もちろんここに上げたのは幼少時代なんですが、全体的にちまっと潰れた顔と幾本もの粗い線で構成されたつぶらな目がたまりません。読み切りですが横幅いっぱいのコマの連続から一気に大ゴマへもっていくスピード感も上手い。そしてそれがこのぷにっ系の絵柄。
管理人としては、奨励賞作品のアクションものよりこちらのデビュー作のような作風で描いていって欲しいですのです。1号からチャンピオンは手綱を緩めていない。
空が灰色だから――ちょっと読めてきたぞ
2011.12.02 Friday
(週刊少年チャンピオン1号)
しかし毎回扉絵がセンスいいです。単行本ではこの扉絵の隅っこに小さく「第何話 云々が云々が云々」とだけ書かれるんでしょうか。「第何話」だけだとそれこそ(ニコ)に。単行本まだかなあ。来年2月こそ発売予定が立ってほしい!イカ娘だって新年早々出るしね!
今回はストーカー被害に遭っているらしい高校2年の栗山さんのお話。
栗山さんの方がストーカーだったというオチがすでに見えている。
相変わらず尋常ではない偏執的なテンション。
いや、阿部共実のことだからこの程度では終わらないでしょう。栗山さん、ストーカーと仲良く歩く恋人らしき女を発見!
恋人じゃないというオチが見えている。
…というわけで色々あって「次号につづく…」という投げやりなアオリでもって灰色劇場の幕は下りるのですが、今回はそのアオリにふさわしい投げっぷりが凄まじいです。阿部先生かっこええ。作品ごとに緻密な緩急をつけてきていますね、今週はローテーションから考えて「笑」のお話。
管理人はタカハシマコの冷酷な裏腹パラダイスに対して耐性が若干付いてきた自覚はあるのですが、まだ阿部共実の恐ろしさは影を潜めている気がしてなりません。今回は勝ち誇った顔で展開を読みきった気でいたのですが、現在も相変わらず、毎回予測不能なカウンターにワクワクドキドキしているのです。
しかし毎回扉絵がセンスいいです。単行本ではこの扉絵の隅っこに小さく「第何話 云々が云々が云々」とだけ書かれるんでしょうか。「第何話」だけだとそれこそ(ニコ)に。単行本まだかなあ。来年2月こそ発売予定が立ってほしい!イカ娘だって新年早々出るしね!
今回はストーカー被害に遭っているらしい高校2年の栗山さんのお話。
栗山さんの方がストーカーだったというオチがすでに見えている。
いや、阿部共実のことだからこの程度では終わらないでしょう。栗山さん、ストーカーと仲良く歩く恋人らしき女を発見!
恋人じゃないというオチが見えている。
…というわけで色々あって「次号につづく…」という投げやりなアオリでもって灰色劇場の幕は下りるのですが、今回はそのアオリにふさわしい投げっぷりが凄まじいです。阿部先生かっこええ。作品ごとに緻密な緩急をつけてきていますね、今週はローテーションから考えて「笑」のお話。
管理人はタカハシマコの冷酷な裏腹パラダイスに対して耐性が若干付いてきた自覚はあるのですが、まだ阿部共実の恐ろしさは影を潜めている気がしてなりません。今回は勝ち誇った顔で展開を読みきった気でいたのですが、現在も相変わらず、毎回予測不能なカウンターにワクワクドキドキしているのです。
空灰がとどまるところを知らない
2011.11.27 Sunday
(少年チャンピオン52号)
今週の「空が灰色だから」です。
無言の教室のシーン(ぶちぬきコマ)が出た段階でなんとなく予感はしていたのですが、スパッツ越しの股間描写、今までの展開を全て突き放しきった最後。
こ、この精神的待ち針責め・・・タカハシマコだ。「女の子は特別教」を初めて読んだ時の頭をぶん殴られたような衝撃と、その快感。今回の第6話「夏がはじまる」にはそれに酷似した感情が沸き起こるのを覚えましたよ。
タカハシマコは基本的に容赦ない作品を描いてくる作家(だと思います)ということで管理人は3本の指に入るほど好きなのです。小枝のような少女がその痛々しい無表情のまま、冷徹なセリフでやはりこちらも無慈悲に無力化された相手をバッサバッサ切り捨てていく、このどうしようもないSM関係がたまらないのです。
なおかつ今回の空灰とタカハシマコが被るところがあります。性に関するテーマに対し「性=羞恥」という暗黙の了解のような感性を清々しいくらいにすっ飛ばして描ききっている点。言葉で説明しづらいんですが、キャラクターたちは皆、性というものをいまこの目の前にして、何かこう大事なものを思い出そうとして出てこない感覚に囚われているようなんです。その「何かこう大事なもの」というのがひとえに羞恥心なんですが、いわゆる「ムッツリ」状態ではなく、心はどうしようもない興奮に襲われているのに、それが何なのかわからず「あっ、これは異性(あるいは同性)だな、はいじゃあ解決だ」というただのある種「納得」に終始してしまう。そういった感情の動きをこの2人の作家は恐ろしいほどクリティカルに射ぬいてしまっている、そんな気がします。
タカハシマコ「乙女ケーキ」・「女の子は特別教」は死ぬほどお薦めなので是非読んでみてください。
今週の「空が灰色だから」です。
無言の教室のシーン(ぶちぬきコマ)が出た段階でなんとなく予感はしていたのですが、スパッツ越しの股間描写、今までの展開を全て突き放しきった最後。
こ、この精神的待ち針責め・・・タカハシマコだ。「女の子は特別教」を初めて読んだ時の頭をぶん殴られたような衝撃と、その快感。今回の第6話「夏がはじまる」にはそれに酷似した感情が沸き起こるのを覚えましたよ。
タカハシマコは基本的に容赦ない作品を描いてくる作家(だと思います)ということで管理人は3本の指に入るほど好きなのです。小枝のような少女がその痛々しい無表情のまま、冷徹なセリフでやはりこちらも無慈悲に無力化された相手をバッサバッサ切り捨てていく、このどうしようもないSM関係がたまらないのです。
なおかつ今回の空灰とタカハシマコが被るところがあります。性に関するテーマに対し「性=羞恥」という暗黙の了解のような感性を清々しいくらいにすっ飛ばして描ききっている点。言葉で説明しづらいんですが、キャラクターたちは皆、性というものをいまこの目の前にして、何かこう大事なものを思い出そうとして出てこない感覚に囚われているようなんです。その「何かこう大事なもの」というのがひとえに羞恥心なんですが、いわゆる「ムッツリ」状態ではなく、心はどうしようもない興奮に襲われているのに、それが何なのかわからず「あっ、これは異性(あるいは同性)だな、はいじゃあ解決だ」というただのある種「納得」に終始してしまう。そういった感情の動きをこの2人の作家は恐ろしいほどクリティカルに射ぬいてしまっている、そんな気がします。
タカハシマコ「乙女ケーキ」・「女の子は特別教」は死ぬほどお薦めなので是非読んでみてください。